第8回redmine.tokyo勉強会に行って来た #redmineT

2015/05/16に行われた第8回redmine.tokyo勉強会に行って来たので、まとめてみた。

redmine-tokyo.connpass.com

 

Redmineによるwebサポート窓口の実装と運用』@g_maeda さん

www.slideshare.net

Redmineを使ったWebサポート窓口の運用事例。

お客様からのお問い合わせをチケットとして扱うという面白い話。

 

関西で行っている Redmine勉強会( 第8回RxTstudy : ATND )にて

Redmineによるメール対応管理の運用事例 として発表されていたのだけど、

そこでは、代表アドレスにお客様がメールを投げるとチケット発行という流れでした。

しかし、チケット番号をメールの件名に入れる事で、Redmineと連携させていたが、お客様が以前問い合わせていたメールにそのまま返信して問い合わせてしまう為、終了したチケットに再度問い合わせが来てしまうので運用として問題があった。

 

今回のお話では、webサポート窓口自体をRedmineで行う事で上記の問題をクリアしていた。

 

面白かったのは、下記の4点。

  • お客様を「非メンバー」ロールとしてしまい、ロールの設定でお客様への公開情報を上手くコントロールしている事(チケット一覧や問い合わせ以外のチケット見せないetc)
  • チケットの注記にて問い合わせ内容を進めていくので、ビジネスメールとしての長い長い無駄な前置きがカット出来るので、問題に注力出来る事
  • チケットでお客様と対話するので、経緯が把握しやすく、お互いにレスポンス良く会話が進んでいく
  • メールをやめた事で省力化(無駄な前置きカットetc)出来たが、対応にかかる時間自体は減っていない事
    →「おそらくお互いにレスが良くなったのでより密な対応が出来ているかも」との事

Redmineチューニングの実際と限界』@akahane92さん

www.slideshare.net

Redmineのチューニングについて、数字で語るお話。
とても濃い話で、すごく参考になった。
内容に関しては、ここにグダグダ書くより、スライドを見て欲しい。必見です。

会社のRemineが2.6系なので、3.0系にUpgradeしてパフォーマンスを上げたい!

 

Redmineニュース3本立て』@agilekawabataさん

Lychee Enterprise製品の紹介 と 辻村ゆりな押し の話。

 

<ニュース1>

A4サイズの400ページクラスのRedmine濃い~話が満載の本が6月末くらいに出るとの事。内容としては、大まかに下記の感じらしい。

  1. 開発者、PRJ管理者、運用管理者に分けて、それぞれにフォーカスした使い方を説明
  2. 運用事例
  3. プラグイン開発

個人的には、プラグイン開発が気になるところ。

<ニュース2>

有償化していた営業日カレンダープラグインOSS

github.com

ただし、これの高機能版をエンタープライズ版として有償化してリリースするらしい(さすが"CEO"川端さん)
OSS版は、全PRJに適用するが、エンタープライズ版は、個人やPRJ毎の設定も可能らしい。

<ニュース3>

むちゃくちゃ便利な Lychee Gantt Chart Plugin のアップグレード版が出るとのこと。
ベータ版を見たが、更新が非同期化できているのでさらに使い勝手が上がっていてとても魅力的な製品になっていた。

 

Redmine最新動向〜3.0の変更点と3.1について〜』 @naitohさん

www.slideshare.net

Redmine3系の変更点をピックアップして細かに紹介。
とても参考になる話でした。


個人的には、おもに下記が気になった。

  • 検索エンジンのパフォーマンス改善
  • wikiページのプロジェクト間移動
  • ユーザ設定で、一括してPRJやロールの設定が可能になった

@akahane92さんのチューニングの話と合わせて、早く3.0系にあげたくなりました。

 

LT『EPM Base概要』 @yohwadaさん

youtu.be

PRJの定量化を精査するのに便利そうなTool。大手SIerが興味示しそう。

PRJの状況がお手軽に可視化できるのは面白いかも。

 

LT『チケットの棚卸しウチではこうしてます』@tanaq0 さん

www.slideshare.net

チケットの棚卸の運用について。

よその会社はどうしているのか、同じ様に気になっていたので参考になった。

前の部署では、週1の進捗MTGで自己申告による報告だったので、棚卸しは個々人でやっていた。

上記のルール化はとても参考になった。

 

LT:『インターネット非接続環境で、Redmine & Subversion のインストール&設定を、Ansible を使って自動化してみた』@glad2121さん

 

www.slideshare.net

いずれはやりたいと考えていた環境構築の自動化。

chefを使おうかと考えていたけれど、Ansibleもイイネ。エージェント無しで、PythonSSHでいけるってのがすごく良い。

後、知らなかったのだけど、対話の操作を自動化する expect がすごい便利。

 

LT:『うわ、Redmineバージョンが上がった!へなちょこプラグイン開発者はどうする か?』@akiko_pusu さん

www.slideshare.net

 

プラグイン開発の流れが分かる話。手書きスライドが新鮮で面白いw

 

個人的に興味のある話だけに、すごく参考になった。

テストに関しては、人によって色々手段があって参考になる。

 

第11回RxTstudyにて、@pinzolo さんが別の方法でテストについてお話していて、こちらも参考なるので合わせて読むと良いかも。

speakerdeck.com

 

しょかん。

今回の勉強会の内容は、個人的に知りたかった事ばかりで、

ダメもとでキャンセル待ちしてた甲斐があり、とても実のある勉強会でした。

 

その後の懇親会も大盛り上がりで2次会まではいたのだけど、

3次会までやってたとは…。懇親会は気軽にいろいろなことが聞けるのでこれも面白いし、会社以外のつながりも出来て楽しい会でした。

 

スタッフの皆さん、お疲れ様でした!