シンプルってどっちの話してますか?
一言に「シンプル」と言った場合、どっちの話をしているのかを共有出来てないと、あさっての議論になるので、認識合わせが非常に需要。
自分でも見失っていたり、議論する際に認識合わせが出来てなくいて困ることがあるのでメモっておく。
ちょいちょい誰かがまとめてたりするけど、自分用のメモです。
TL;DR
単純化としてのシンプルさ
- 余分な情報を削ぎ落とし、“分かりやすさ”や“使いやすさ”を重視する
- マニュアル、UI、料理などで「簡素化」や「わかりやすさ」を追求する際に使われる
抽象化としてのシンプルさ
- 形や要素を削ぎ落として“本質を浮き彫りにする”
- ロゴデザイン、抽象画、ミニマル建築などで“洗練”や“エッセンスの強調”を目的に使われる
以下はChatGPTで内容を膨らませてちょろっといじった内容
1. 「単純化」としてのシンプルさ
意味
- 余分な要素を取り除き、要点だけを残すという意味合いでの「シンプル」
- 分かりやすさや使いやすさを優先し、複雑な工程や見た目を削ぎ落とすこと
具体例
- マニュアルや取扱説明書の記述
- 項目を最小限にまとめ、専門用語を噛み砕き、箇条書きで整理するなどして、読む側が理解しやすい形にする。
- 「シンプルな取説」と言った場合、誰が読んでも使い方がすぐ分かるように、情報を絞って簡素化していることを指す。
- プロダクトのUI(ユーザーインターフェース)の設計
- 操作ボタンやメニューを必要最低限の数に抑える、アイコンを分かりやすくするなど、ユーザーの混乱を招く不要な機能や要素を削除する。
- 「シンプルなUI」と言った場合、操作手順が少なく、一目で使い方が分かるようになっていることを指す。
- 料理
- 味付けや調理工程を可能な限り少なくし、素材の魅力を引き出すような料理を「シンプルなレシピ」と表現する。
- ここでは、「手間を最小限にして素材そのものの味を楽しむ」というイメージ。
このように、「単純化」としてのシンプルさは、情報量や工程を削ぎ落とし、分かりやすさ・扱いやすさを追求する側面で使われます。
2. 「抽象化」としてのシンプルさ
意味
- 物事の本質だけを抽出し、形や表現を極限まで「そぎ落として洗練させる」という意味合いの「シンプル」
- 単に要素を減らすのではなく、エッセンスを取り出して再構成し、見せたいものの特徴を浮き彫りにする
具体例
- ロゴ・アイコン・ピクトグラムのデザイン
- 企業ロゴなどで余計な装飾を排し、線や形を最小限にしてブランドの「核」となるイメージを表現する。
- オリンピックのピクトグラムのように、人やスポーツの動きを単純な線や形で表すことで、国や言葉を超えて伝わりやすくしている。
- 抽象画・現代アート
- 写実的な描写を捨て、形や色彩などの要素を極力減らして表現するアート作品。
- 「シンプルな抽象画」と言った場合、余白の使い方や数色だけを使った配色など、徹底して無駄を削ぎ落としている様子を表す。
- 建築やインテリアのミニマリズム
- 無駄な装飾を排除し、素材感や光・空間そのものを活かすことで、“静かな存在感”や“本質の美”を表す。
- コンクリート打ちっ放しや木材をあえて無垢のまま使うなど、見た目のゴチャゴチャを無くしているが、その分コンセプトや素材の魅力が際立つ。
このように、「抽象化」としてのシンプルさは、見た目や機能を単純にするだけでなく、より本質的なメッセージや美しさを際立たせるための「洗練」としての意味があります。